fc2ブログ

向こうへやろうとすれば、こちらへ来る

世界的ロングセラーであり、自己啓発書の元祖とも称される
デール・カーネギー著『人を動かす』の冒頭には、
「人を説得しようとすることは無駄である」と書かれています。

「人を動かす」というからには、議論を上手く進めて人を説得するのだろうと思いきや、まったく違うのです。
それどころか、人との議論は出来る限り避けよ、と教えています。
何故なら、議論をしても結局、お互いがますます「自分の意見が正しい」と思い込んで終わるだけだからだ、と。

「たとえ議論に勝ったとしても、相手の意見は決して変わることはない。」
これが長年人間について研究を重ねたカーネギーの結論だったのです。

では、どうすれば人を動かすことが出来るというのでしょうか?
カーネギーはその方法は唯一つしかないと断言します。
それは、「相手の欲しがっているものを与える」ことだと。
そして、相手が欲しがっているものとは、理解と感謝なのだと。

人を説得するのではなく、まず相手を理解し感謝の心で接する。
つまり、求めるのではなく、与えることに注力する。
それがカーネギーの発見した「人を動かす」秘訣だったのです。

お道の教えにも、このようにあります。
『おかげ(幸せ)はたらいの水である。
向こうへやろうとすれば、こちらへ来る。
こちらへ取ろうとすれば、向こうへ行く。』

たらいの水を、向こうへやろうとするか、こちらへ取ろうとするか。そこに幸せと不幸せの分かれ目があるのです。
自分の幸せばかり追い求めても、与えることなし に真の幸せは得られません。
相手にこちらの期待通りに動いてもらおうと思うのではなく、むしろこちらから相手の期待通りに動きたいと願うこと。
それが信心です。
たらいの水を向こうへやろうとするように、「まず自分から与えよう」とする心を忘れてはなりません。
関連記事
ランキングに参加しております!
いつもクリック頂き、        誠にありがとうございます。   アヒルちゃんとネコちゃんを     1日1回ポチッとお願いします。

FC2Blog Ranking 人気ブログランキングへ

お越し頂きありがとうございます!
ご連絡はこちらよりどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
最新記事
カテゴリ
FC2カウンター