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帰る旅

『神様を信じる者は、何をするにしても遊ばせていただくのである。

広前の奉仕で遊ばせていただき、商売でも農業でも遊ばせていただいているのである。

みな天地の間に、うれしく、ありがたく遊ばせていただいているのである。』


作家の高見順さんの亡くなる直前の作品に、『帰る旅』という詩があります。

帰れるから旅は楽しいのであり
旅の寂しさを楽しめるのも
我が家にいつかは戻れるからである
だから駅前のしょっからいラーメンがうまかったり
どこにもあるコケシの店をのぞいて
おみやげを探したりする
この旅は自然へ帰る旅である
帰るところのある旅だから
楽しくなくてはならないのだ
もうじき土に戻れるのだ
おみやげを買わなくていいか(以下略)
 

遠くへ旅行に行くのは楽しいものです。

見慣れぬ景色や味付けの違う料理、見ず知らずの人との出逢いというのは、

幾つになってもワクワクしますよね。

しかし、そういった感動が続くのもせいぜい二、三日のことであって、

誰しも長旅が続くと、やっぱり「我が家」が恋しくなるものです。

高見順さんは死の病床にあって、自らの人生を「帰る旅」だと言いました。

そしてその旅は、「我が家」である自然に帰る旅なのだから、

精一杯楽しまなくちゃ。お土産も買わなくちゃ、と。

夏休みの旅行同様、人生という旅の目的も、実はうれしく、楽しく、ありがたく遊ばせていただくことなのです。

せっかく来た旅なのですから、精一杯楽しまなくちゃもったいない。

もちろん、お土産も忘れてはなりませんね。

お世話になった人々に、立ち去るときにそっと置き土産を遺してゆくのです。

後世の人の生き方に何か良い影響を与えるものが遺せたのだとすれば、

この旅はもっと素晴らしいものになるでしょう。
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