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和らぎ喜ぶ心

ドイツの哲学者カントは、

生まれつき背中が曲がっていた上に喘息で、

少年時代にはその病気のためにいつも苦しんでいたそうです。
 

しかしある時、たまたま町に来ていた巡回医師の言葉によって、

カント少年のその後の人生は大きく変わることとなります。
 

自らの病気を治らないものとして、

あきらめたような発言を繰り返すカント少年に対し、

その医師は優しくこのように言いました。


「気の毒だな、君は。

 しかし気の毒だと思うのは体だけのことだよ。

 考えてごらん。

 体はなるほど気の毒だ。それは見れば分かる。

 でも、心はどうともないだろう? 

 心まで息苦しいなら別だが、君の心はどうともないはずだよ。
 

 苦しい辛いと言ったところで、この苦しい辛いが治るものじゃない。

 言えば言うほど、君も、君の両親も、余計に苦しく辛くなるばかりだ。
 

 苦しい辛いと言うその口で、

 心の丈夫なことを喜び感謝すればいい。

 体はともかく、丈夫な心のお陰で

 君は死なずに生きていられるんじゃないか。

 そのことを喜びと感謝に変えていったらどうだい。


 これが僕から君に与えられる診断の言葉だよ。

 分かったかい。薬は要らない。お帰りなさい」
 

この医師の言葉は、素直なカント少年の心に深く刻まれ、

やがて少年は人間の心について深く考えるようになりました。

これが、八十一歳まで元気に生きた、大哲学者の誕生秘話であります。


お道の教えにこのようにあります。

『おかげ(幸せ)は和賀心にあり。和はやわらぐで、賀は祝賀の賀である』

幸せとは、今この瞬間、

周囲の人や出来事に対して感謝できている心の状態を言います。


天地から与えられた肉体を大切に使わせていただくことは

私たち人間の務めでありますが、

心の健康を保つということはそれ以上に大事であります。


たとえ体が病弱でも心が健康であるならば、

私たちのいのちは生き生きと輝きます。


そして、心の健康を保つということは、

日々自らの心を和らぎ喜ぶ心にしていくこと。

そこに自らの願いを立てて生きる決意をすることなのです。
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