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運命を展開してこそ

中国・明の時代に袁了凡(えん りょうぼん)という方がいました。

彼は少年時代にある人相見から、

将来役人になること、その役人試験の合格時期や出世時期、

また結婚時期や子供に恵まれないこと、

さらには寿命まで未来をきめ細かく占ってもらい、

その全てがこの占い通りに人生が進んでいきました。


そのため彼は、「人間の運命は変えることはできない」と、

宿命論的な人生観を持つようになります。


そんな彼があるとき、

出張先の南京で高僧・雲谷(うんこく)禅師に出会いました。


雲谷禅師は彼を見て、

「そなたは若いのに非常に落ち着いておられる。何処で修行なされたのですか?」

と尋ねたところ、彼は、

「いいえ、ただ私は運命に従っているだけです」

と答え、幼い頃に出会った人相見のことを語りました。


すると雲谷は態度を急に改め、

「この愚か者め! それでは何のために

生きておるのか分からないではないか」

と切り捨てました。


びっくりした彼が訳を聞くと雲谷禅師は静かに、

「人間の運命が変わらないものなら、

なぜ釈迦や孔子が苦労したのか。

確かに人間には前世の行いによって運命というものが決められているが、

それは現世の努力で変えられるものだ。

自分の人生を創造的に生き、

善き事を想い善き事を為していくように心掛けなさい。

そうすれば必ず運命は変えられる」


それを聞いた彼は愕然として目覚め、

雲谷禅師の教えに従って心を改め、

善行を行い、養生につとめたところ、

かの人相見の占いが全て外れだしたのです。


合格しないと言われた役人の試験に合格し、

子どもはできないと言われたのが男の子を授かり、

五十三歳で死ぬと言われたのが、七十四歳までの長命を得たのでした。 


お道の教えに、このようにあります。

『おかげを受けられるか受けられないかは、

わが心にある。わが心さえ改めれば、

いくらでもおかげは受けられる。』

人間は自ら背負った宿命というものを、

明るい方向へも暗い方向へも変え得る力を持っているのです。


それだけに難しい問題も多々あるわけですが、

運命を明るい方向へ展開してこそ

人間に生まれた甲斐があるというものではないでしょうか。
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