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あいよかけよ

インドにこのようなお話があります。

ある国王がお城を建てた際、
東西の壁に絵を描いてもらおうと、
国内屈指の画伯二人に依頼をしました。

期間はたったの一ヶ月。

西の壁を担当した画伯は早速に描き始めました。

しかし、東の壁を担当した画伯の方は、
一本の筆も持たず、線はおろか、点さえも描かない。
ただひたすら丹念に、壁を磨くだけでありました。

そして一ヶ月後、上機嫌でやって来た国王はまず西の壁に目をやりました。

当初はただの白壁であった壁には、
実に素晴らしい絵が描かれていました。

国王はますます上機嫌になり、
東の壁にはどんな傑作が描かれているのだろうかと楽しみに振り返ると、
なんと東の壁には何も描かれていません。

国王は東の壁を担当した画伯の怠慢を責めました。

すると画伯は微笑を浮かべ、
「どうぞここまで下がって御覧下さい」と言いました。

国王は指示された位置まで下がって、改めて壁を見ると、
磨いて磨いて磨き上げたその壁に、
西の壁に描かれた絵がまことに美しく浮かんできた、
というお話です。

さて、このお話から私たちが学ぶべきことは何でしょうか。

それは、相手を引き立てることで
自分の仕事が映えるということであります。


教えには、このようにあります。
『あいよかけよで世は治まるのである』

「あいよかけよ」とは昔の岡山地方の方言で、
「よいしょ、こらしょ」のような、
二人で息をそろえて物を担ぐ時に使われていた掛け声であり、
助け合い・譲り合いの関係を指しています。

運勢は人が運んでくると言われるように、
人間関係は生きるうえで最も大切なことの一つであります。

そして、人間関係は勝ち負けではなく、
協力することで深くなり強くなっていくもの。

相手を負かすことは自分を負かすことであり、
人生で本当に大切なものはすべて、
他人と協力することによってはじめて得られるものなのです。

夫婦でも、職場の同僚でも、
お互いを見合うのではなく、
同じ目標を共に見上げることが
円満な人間関係を築くコツであります。

同じ目標を共に見上げ、
「あいよかけよ」で共に前に進んで行けるのです。
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