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心の門

約四百年前の中国・明の時代に書かれた、
『菜根譚(さいこんたん)』という書物に、
このような言葉があります。

「口乃心之門(口はすなわち心の門なり)」

食物と言葉の出入口である我々の口は、
実は心の出入口でもあるのです。

この口を慎重に守らなければ、
心というものは気付かぬ内に洩れ出て流されてしまう。

ですから「心の門」である口にいつも注意を払いなさい、
と教えたのでしょう。

また、門(出入口)というからには、
口から出た言葉が、やがて返ってくる
という意味も込められているのでしょう。

昔から言霊(ことだま)という言葉があるように、
一度発した言葉には魂が宿るものです。

そしてその言葉は後に、言葉を発した人の心、
大きく言えばその人の人生をもつくりあげて行くのです。

つまり、一度自分が言った言葉は、
やがて必ず自分のもとに返ってくるのです。

いよいよ心の門である口の扱いが大切になってまいります。

しかし、そうは言っても人間でありますから、
ついつい感情が口からこぼれそうになる。

その感情が感謝や喜びであれば問題無いのですが、
不足や怒りであっては、その後の人生をも台無しにしかねません。

そのような時、どのようにすればよいか。


お道の教えに、このようにあります。

『どうにもならないと思う時にでも、
 わめき回るようなことをするな。
 じっと眠たくなるような心持ちになれ』

心が乱れ、今にも口から
愚痴や不足、泣き言がこぼれようとする。
そういう時こそ、じっと眠たくなるような心持ちになりなさいと。
それがわめき回りたくなる状況から抜け出す唯一の道であります。

口を開けば感情に流されやすい。
感情を口に出してしまえば、
その言葉に流されてしまうお互いであります。

ですから、心の門である口でしっかりと守り、
時には鍵を掛けて固く閉ざすことも大事なのです。

人や物事を責めようとする「思い」をそのまま口に出さず、
静かに神様へ向けていくことが、
門番として心得るべきところであります。
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