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畏れを知る

「経営の神様」と呼ばれた
松下幸之助(まつしたこうのすけ)さんは、
ある時、部下に対し、このような問いを投げかけました。

「君、豊臣秀吉もナポレオンも素晴らしいリーダーやった。
 ところが二人とも幸せな晩年を迎えることはできなかった。
 これは君、何でやと思う?」

その答えとは、
「畏れるものがなかったから」だと言うのです。

実業会において、怖いものがないほど
登りつめられた幸之助さんではありましたが、
決して驕ることなく、自らを律することが出来たのは、
その「畏れ」があったからだというわけです。

幸之助さんが言った「畏れ」とは、
ただ何かを怖がるというような意味ではなく、
そこにはもっと深い意味があると思います。

それは、神仏を畏れ敬い、
人間の欲望を畏れ慎むということであります。

いくらお金を稼げるようになったからと言って、
また、いくら人としての生き方が分かったからと言ったところで、
自分の思いや行いが百パーセント間違い無いなんてことは有り得ません。

気を抜けば、怠け心が起こる。
傲慢になる。人を見下したりもする。
そうなってしまう自分の弱さが怖い。

また、そのような傲慢を許さない、
この天地を貫く道理、働きというものが怖いのです。

これらは、暗闇が怖いとか、
犬が怖いとかいう怖さとはまったく次元が違う怖さです。

幸之助さんは、そうした「畏れ」というものを、
常に持つことが重要である、ということを
部下に諭したかったのではないでしょうか。


お道の教えに、このようにあります。

『信心する者は、常平生、心にみきを供えて祈れ。
 …みきというのは、
 ありがたき、畏れ多き、もったいなきの三つのきである。
 信心する者の心からこの三つのきが抜けたら、おかげは受けられぬ。』

「ありがたき」「もったいなき」という感謝と慈しみの心と共に、
「畏れ多き」の心があるのが、
信心生活者(信者)が目指す心の在り方なのであります。 

日々、自らのいのちの調子を整えていくためには、
「畏れを知る」ことも大切なのです。

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