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人を活かす

貧しい農家に生まれながら、
織田信長の草履取りから武将となり、
ついには天下人まで昇り詰めた豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)は、
人を活かす天才であったと言われています。

ある時、秀吉が京都の東山に
松茸がたくさん生えていると聞き、
家臣たちに皆で行こうと言い出しました。

早速家臣たちが下見に向かったところ、
すでに京の人々によって松茸はほとんど採られてしまっており、
もう何ほども残っていませんでした。

困った家臣たちは、それでも何とか秀吉を喜ばせようと、
違う場所から松茸を取り寄せ、夜を徹してその山に植えました。

その後、上機嫌でその山へやって来た秀吉は、
あたり一面に沢山生えている松茸を見て、
「これは見事!」と、ますます機嫌を良くし、
子供のようにはしゃいで松茸を採り始めたのでした。

しかし、そんな秀吉に対して、ある側近がこう告げます。

「これは見たところ、どうやら自然に生えたものではありません。
誰かが殿下を喜ばせようと植えたものに違いありません」と。


さて、この家臣たちの行為に対して、
貴方がもし秀吉ならどのような処罰を与えるでしょうか。
時代背景からすれば、切腹ものかも知れませんね。

しかしそこは人を活かす天才、秀吉。
偽物だと告げてきた側近の言葉を遮り、

「言うな、言うな。
わしらを喜ばせようと頑張ってここまで植えてくれたのだ。
その気持ちを有難く受け取ってやらねばならん」
と笑って言ったのでした。


人を判断する時、
感情や経験といった不安定なものを土台にすると、
どうしても善悪、正邪といった
二元論的な考え方に固執してしまいます。

しかし人間というのは知れば知るほど、
そう単純に善悪、正邪が言えないものですよね。

それを無理矢理に善悪、正邪を決めていくと、
そこに誰かが傷つき、人が活きる余地が無くなってしまうのです。


人を活かすには、
感謝を土台に人を判断する必要があります。

感謝を土台にすれば、
隠れた善意や正しさといったその人の「良さ」に光が当たります。

自分の「良さ」にしっかりと光を当ててもらえて初めて、
人は活き活きとしてくるものなのです。
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