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馬鹿殿様

「馬鹿殿様」と言えば、
志村けんさん演じる白塗り極太マユの
イタズラ好きの殿様が思い浮かびますが、
もともとの言葉の意味は、実は大変な褒め言葉なのだそうです。
 
江戸時代、各藩の殿様には大勢の家来がいますが、
家来にも色々なタイプの人間がいて、
現代同様、真面目で正直な働き者ばかりではありません。

怠け者もいれば、私利私欲のために悪事を働く者もいる。

それらを束ねつつ、
そのうえ幕府とも上手に付き合って藩を維持していくには、
並々ならぬ苦労があったようです。

そうした中を、清濁併せ飲んだうえで
悠々と藩を維持していくことなど、
小利口な殿様にはとてもできやしない、
よほど馬鹿にならないと務まらない、
というわけで「馬鹿殿様」という褒め言葉が生まれたそうです。
 
つまり「馬鹿殿様」とは、本物の馬鹿という意味ではなく、
馬鹿を演じることができる器量をもった殿様だということです。

殿様ともなれば馬鹿になるのも、いよいよ難しいことでしょうから、
当時の人々はこのように褒め讃えたのでしょう。

諺にも「賢い人には友がない」とあるように、
いわゆる頭の賢い人というのは、
人付き合いにも計算や評価の目を向けてしまうため、
他人と深い関係を結ぶことが難しくなります。

それに対して、馬鹿には計算や評価ができませんから、
相手の存在をそのまま認めることができます。

人間、誰しも欠点があるものです。
関係が深くなって行けば行く程にそれが露骨に見えてきますから、
他人と深い関係を結ぼうと思うなら、
そのような欠点に対して馬鹿にならなければうまくいきません。

馬鹿になりきれない最大の原因に、
「自分は正しい」
「自分は良い・悪いがはっきりと分かっている」
という慢心があります。

金光教の教えに、
「自分が正しいと思うことが、自分の敵である」
とあります。

自信と慢心とは紙一重と言いますが、
真に自信のある人は、
自分が完全ではないこと、
自分にもたくさん欠点があることを
素直に認めることができるので、
人の欠点に対しても馬鹿になることができるのです。
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コメントの投稿

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こんにちは

応援クリックさせていただきました。
 
「馬鹿殿様」って、そういう意味だったのですね。
大変勉強になりました。
 
多少のことにはこだわらないような、馬鹿な人間になりたいなとおもいました。
 
ありがとうございます。


 

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