FC2ブログ

梅の花の信心

『桜の花の信心より、梅の花の信心をせよ。

 桜の花は早く散る。梅の花は苦労しているから

 すぐには散らない。』


梅の花は厳しい寒さの中を耐えてつぼみを付け、長く咲き、素敵な香りを私たちに届けてくれます。

更に花が散った後には梅の実が残り、私たちの健康の役にも立ってくれる。

花も人も、厳しい状況を懸命に耐え、そして乗り越えていくところに、

真の喜びや生き甲斐が訪れるのではないでしょうか。

雨の日に、「今日が良い天気だったらなぁ…」と今の天気を嘆いたところで

成長はありませんし、幸せにもなれません。

雨の日には、快晴とは違った別の眺めがあり、趣がある。

雨が上がった後には、美しい虹が見えるかも知れないのです。


木の中にも、樹齢何百年という木がありますね。

長い歳月をかけてそこまでになり、もう押しも押されもせず、風が吹こうが雨が降ろうがビクともしない。

今はただ、その木がそうして栄えているだけで、その土地の品位を高め、周囲に人が集まり、

神木と呼ばれて、人から手を掌わせられたりもする。

しかし考えてもみて下さい。そのような立派な木にも当然、双葉の時期もあり、苗木の時期もあり、

若木の時期には僅かな風にも折れそうになり、日照りには枯れそうになり、

どうなるかと周囲から心配された時期もあったはずですが、

それを耐えに耐えたからこそ、ここまでの成長があり、今日を迎えているのです。

このことを考えると、私たちもこの自分自身をしっかりと育てさせて頂くことが大切だと思います。

仕事をさせて頂くのでも、難しい方を選択させて頂いて先に苦労させて頂きますと、

心も技術も鍛えられて、また有頂天になることもなく努力を続けることが出来るようになる。

結果として、先に楽を取るよりも、長く働かせて頂くことが出来るのです。 

梅の花のように長く咲いてお役に立つ様に、それぞれに与えられた苦労をしっかりと味わい、

精一杯勤めさせて頂きましょう。その苦労は楽の種、幸せの種ともなるのですから。

祈り

インドの有名な哲学者タゴールの詩に、このような一節があります。

わが重荷を軽くせよとわれは祈らず
われをして重荷を担うことを、
得るものたらしめよ
というが、わが祈りなり
 
一般的に信心とは、不幸災難から逃れ、平穏無事な日々を送ることが目的とされていますが、

タゴールの祈りには、そのような不幸災難から逃れようとする心情はありません。

むしろ、不幸災難に打ち克っていこう、困難の渦中においても幸せに生きていこう、

という主体的な姿勢が祈りに込められているのです。

人間は皆、必ず何かで苦しむものです。

その一人ひとりの苦しみも、決して生半可なものではありません。

胸につかえる問題は誰の人生においても、次々と起きてまいります。

しかし、その苦難の中にどれだけの神様の願いが込められているか、

一見無駄に見えることの中に、どれだけの恩寵があるか、ということに心を向けることが信心であります。

苦悩や絶望が縁となって、神様の願いに気付かせていただき、真の生き方に目覚める。

そこから自然と手が合わさるようになる。

いのちの根が深くなり、よりしっかりとした人生を送ることが出来るようになるのです。


確かにこの世の中は生きづらい。一面から言えば、人生とは苦労の連続であります。

しかし、その苦労を乗り越えずして、何を乗り越えると言うのでしょうか。

そこを乗り越えて行くところに「生き甲斐」というものがある。

もしこの世のすべてがやさしくて、楽しい事ばかりだったら世の中は決して面白くないはずです。

生きづらい世の中を一生懸命に生き抜いてこそ、生きる喜びを感じることが出来るのであります。

人間の本当の幸せとは、人生で出逢う苦難を、自らの心が乗り越えた先にあるのです。

その真理を何時も忘れないように、祈らせて頂きましょう。

シナリオ

『人間は、生まれるときに証文を書いてきているようなものである』

「出来事には必ず教えがある」という言葉があるように、

この人生の中で、悩んだり、迷ったり、苦しんだりした時、

この出来事は「自分に何を教えているのか」と考えてみることが大切です。

その際、自分の人生は、自分の魂が書いたシナリオ通りであると信じることができたならば、

心はとても楽になります。


自分の魂の書いたシナリオ通りであるなら、

過去を悔やむこともない。未来を案ずることもない。

何故なら、自分の魂の成長のために、

最良、最高、最適なシナリオを神様とご相談のうえ決めて、この世に生まれてきたのですから。


そのように考えると、「死ぬ」ということも実は不幸ではないのです。

死ぬこともすべて、生まれる前に「自分が書いたシナリオ」なのです。

ですから、不運・不幸で死ぬのではなく、シナリオ通りに死んでいく。

死ぬのは、事故でも病気でも老衰でもなく、「寿命」しかないのです。

幼い子どもを亡くすというのは親にとってこれほど辛いことは無い。

出来ることなら自分が代わってやりたいと思うのが親心というものでしょう。

しかし、実はそれも、「子ども自身が生まれる前に書いてきたシナリオ」であり、

親も同様に、「子どもを先に逝かせる」というシナリオを書いて生まれてきたということになります。


残された親は悲しむのは当然なのですが、その悲しみを乗り越えられるかが重要なのですね。

亡くなった子どもは、悲しみだけでなく色々なものを親に与えにきてくれたのです。

悲しみの体験を通じて、その親は他の悩みや苦しみを抱える人たちの人生相談に乗ることができ、

優しく慰めることが出来るようになる。

そのような親になってもらうことこそが、亡くなった子どもの願いなのですね。

不幸にしか見えない事柄の中に、どれだけの恩寵があることか。

その苦悩や絶望が縁となって、神様の願いに気付かせていただき、

そこから信心の道に進ませていただけるのです。

心行の場

『信心は家内に不和の無きが元なり』

人間の愛情というのは、長く保っても3年と言われますよね。

結婚してから20年、30年経っても仲の良い夫婦というのは、

愛情は無いとは言いませんが(笑)、愛情以外の結び付きをしっかりと築き上げることが出来たからこそ、

それだけ仲が良いのです。

愛情以外の結び付きとは、「尊敬」や「理解」、「共感」といった心情です。

愛情を永遠のものだと勘違いして、それにずっと寄りかかっていると、

結婚生活は破綻しやすいようです。

ですから、「愛情だけでは保っても3年」ということを心に置いて、

相手を尊敬できるように、理解、共感できるように、お互いに努めなくてはなりません。

他人から言われたときは、怒らないで踏み止まることができるのに、

同じ言葉を夫・妻から言われると、すぐに腹が立つ。そんな覚えはないでしょうか。

外では踏み止まれるのに、家では踏み止められない。

それは自分の心が未熟だからなのです。それに尽きる。

自分の人生は、自分の魂が書いたシナリオ通りに進んでいきます。

自分の魂の成長のために、最良、最高、最適なシナリオを神様とご相談のうえ決めて、

この世に生まれてきたのです。

結婚することも、誰と結婚するかも、自分が生まれる前に決めているわけです。

何故結婚する人生を選んだのか。それは、結婚を通して人間として成長するためなのですね。

ですから、家庭というものは、自分の思いを通す場所でも、甘える場所でも、ストレスを発散する場所でもないのです。

家庭は、「自分の未熟な心を成長させる場所」。心行の場なのです。

結婚をして、お互いにわがままが言い合える状態になったとき、

いかに踏みとどまって相手を受け入れることができるか。それこそが問われているのです。

腹が立てども

『信心の浅い時には、人から悪く言われると

 すぐ腹が立って、こらえきれないで、すぐに仕返しをしようなどとする。

 しかし、信心が少し進んでくれば、

 人から悪く言われると、腹は立つけれども、信心しているからと思って堪えられるようになってくる。

 信心がずっと進んでくると、人から悪く言われても腹が立たない。

 腹が立つどころか、かえってその人が気の毒になる。』


ある人が白隠禅師に聞かれたそうである。

「あなたの怒った顔を見たことがありませんが、あなたには腹が立つということはないのですか」

すると禅師は、

「石の地蔵さんじゃなんだから、わしだって腹が立つぞ」

と答えられた。

「でも、和尚さんの怒ったところを見たことがないですが…」

と不思議がると、

「わしは腹は立つけど、怒らんだけじゃ」

と答えられたそうです。

腹は立つけど、怒らない。なんとも不思議な表現ですが、まさにその通りなのですね。

人間、腹を立てないと発奮もしませんし、社会の悪にも義憤を感じなくなる。

しかしそこで怒って、ただ感情に身を任せてしまうかどうか。ここに運命の分かれ道があります。

つまり、腹が立つという本能的な反応と、実際の行動との間に、私たちの「心」があり、

実際の行動を自分自身で選択する自由があるのです。

動物は本能によって行動することしか出来ませんが、人間には、人間独自の心をつかって、

全く新しい行動パターンを自分自身で描いていくことができます。

ここに人間に与えられた無限の可能性があるのです。

それこそがまさに、お道で言うところの「分け御霊」のお働きなのです。

私たちが本能の奴隷とはならずに、「怒り」と上手に付き合っていくためには、

神様から与えられた「分け御霊」がいつでもお働き下さるように、

心の平安を保つ稽古をさせて頂くことが大事なのです。
ランキングに参加しております!
いつもクリック頂き、        誠にありがとうございます。   アヒルちゃんとネコちゃんを     1日1回ポチッとお願いします。

FC2Blog Ranking 人気ブログランキングへ

お越し頂きありがとうございます!
ご連絡はこちらよりどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
最新記事
カテゴリ
FC2カウンター