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子供とともに成長させていただく

相田みつをさんの詩に、このようにあります。

アノネ
親は子供をみているつもりだけど、
子供はその親をみてるんだな
親よりもきれいな、
よごれない眼でね
 

子供というのは、親が子供に対して思っていることが、本当に自分への愛情なのか、
親自身の自己愛なのかということを、非常に敏感に感じ取ります。
親はともすると、自分が果たせなかった夢を子供に託したりして、
自分が持ち合わせなかったような、無理難題ともいえる要求を子供に課してしまいがちではないでしょうか。

しかし本当は、子供をそのまま、子供のありのままを受け入れて、
信じてやればそれでよい。それだけでよいのです。
たとえ子供が親自身の弱点や欠点ばかりを受け継いだとしても、
「私の子供の頃にそっくり同じ。やっぱり親子やなぁ」と肯定的に思いながら育ててやれば、
さぞかし子供は、楽な気持ちでのびのび育つことができるでしょう。

子供は親が「思っている」通りに育つと言われますが、「望んでいる」通りには育ちません。
ですから、子供のことを信じてやりさえすれば、「信じられるような」子どもに育っていく。
それを、『心配だ、心配だ』といって信じてやらないから、「信じられない」子どもに育っていってしまうのです。
生きとし生けるもの、存在するもの、皆、神様のお造りになられたものなのですから、
みんなそのままで美しいのです。

可愛い子ども、素晴らしい子どもだと、こちらに感じとれる心があれば、
子どもはみんな、そのように育っていくのです。

子供を授かってはじめて人は親になる。
言わば、子供とともに生まれ、子供とともに成長させていただくのです。
そのような謙虚な心で子育てをさせていただきましょう。

真の自立

このような話があります。
ある母親が子供を「自立」させることが大切だと思い、
出来る限り自分から離すようにして子供を育てた。
夜寝るときもできるだけ添寝をしないようにして、一人で寝かせるようにすると、
はじめのうちは泣いていたが、だんだん泣かなくなり、一人でさっと寝に行くようになったので、
親戚の人たちからも関心されていたというのである。

しかし幼稚園に入るころには、知能が別に劣っているわけでもないのに、
言葉が極端に話せなかった。
心配した母親はカウンセラーに相談したところ、
「もっとスキンシップを図るように」と諭され、その後母親が子供の接近を許すと、
今までの分を取り戻すほどに甘えてきて、それを経過するなかで、
言葉も急激に進歩して、普通の子供たちに追いついてきたという。

さて、この母親のように、「自立の反対は依存である」と単純に考え、
依存をなくしていくことで自立を達成しようとするのは、大きな間違いなのですね。
子供をいつまでも甘やかし続けるというのも問題ではありますが、
それは親の方が自立出来ていないのであって、親が自立的であり、子供に依存を許すと、
子供はそれを十分に味わった後は勝手に自立してくれるのです。
自立とは十分な依存の裏打ちがあってこそ、そこから生まれ出てくるものなのです。

そもそもどんな立派な人間でも、誰かに依存せずに生きてゆくことなど出来ません。
依存を一切せずに生きて行こうとする人は、自立しているのではなく、孤立していると言えるでしょう。
自立とは依存を排除することではなく、必要な依存を受け入れ、
自分がどれほど他に依存しているかを自覚し、感謝していることではないでしょうか。

「人間は決して一人では生きられない、人間は他に迷惑をかけなければ生きられない、弱い存在である」
ということを、大人は子に伝えるべきなのです。
肝心なことは、この天地の中で他に支えられ、他に迷惑もかけ、
生かされて生きている一人であるという事実に、感謝の思いを向けることであります。
その感謝の思いと、それに報いていこうとする姿勢が真の自立と言えるのです。

信じる

人を育てるとは、相手を信じ、思いやることです。
影響力のある人とは、権威をふりかざして他人の間違いを非難する人のことでは決してありません。
相手の反感を買いながら、その人を変えることなど絶対に出来はしない、
ということを私たちは肝に銘じなくてはならないのです。

誰しもが励ましの言葉を望んでいる。自分の存在意義を認めて欲しいと切望しているのです。
ですから、他の人間が自分のことを本当に愛してくれていると信じ切れた時、
はじめて人は心の底から落ち着くことが出来、自分の持ち味を発揮することが出来、成長することが出来るのです。

親と子の関係とは、言わばその代表例と言ってもよいでしょう。
親と子の間柄の良いところは、親が子を無条件に許すところにあります。
親は子どもの事を子ども自身が知っているよりもよく知っており、
子どもの欠点短所をもよく知っていて、その上で可愛がることが出来る。
また欠点短所を許すことが出来る。

子どもからすれば、
この「知っていて可愛がってくれる」、「知っていて許してくれる」、
ここに有り難いところがあり、助かるところがあり、育てられるところがあるのです。

自分の秘密を親ほどよく知っていて、もし可愛がらないということになれば、
これほど恐ろしい敵はいません。油断も何も出来たものではない。
けれども、子どもが親の前では用心せねばという気が少しもしないのは、
自分のありのままを親が愛してくれる、許してくれる、と子ども自身がよく分かっているからなのです。

その深い親しみは何とも言えぬものですが、
もし名をつけるとすれば、これこそが「信じる」という心持ちでありましょう。
人を信じて励ますこと。これが出来る人はどこにいても偉大な教育者となれるのです。

人を信じてこそ、相手は誠実に応えてくれる。
優れた人間だと認めてこそ、優れた資質を示してくれるのです。
育てるとは、信じること。このことを忘れてはなりません。

親心

お道の教えにこのようにあります。
『神様は人間の親様である。
…信心をする者は、一生死なぬ父母に巡り合い、おかげを受けていくのである』


悪いことをすれば天罰が下ると言いますが、
悪いことをした人間に罰を当てよう、罪を償わせようとするのは人間です。

神様は人間の親です。
自分のことなど忘れ、我が子を助けずには居られないのが親心というものですが、
同じ親でも、神様は人間の親よりも遥かに気が長く、心が広い。
責めるところが一切無い為に、ものを言われることもないのです。

どこまでも助けてやろう、どこまでも救ってやろう。
よしお前がどんなに悪い者であろうとも、どんなにつまらぬ者であろうとも、助けずには居られぬ。
悪ければ悪いだけ、つまらないならつまらないだけ、なお助けずには居られない。

信心とは、神様が自分を愛し、許して下さる親であることを知ること。
神様がいつも自分に寄り添って、この人生を共に生きて下さっていることに気付くことなのです。
そうして、そのような親神様から、
私たちは「許す心」を学び、わが心に頂いていくことが、助かっていく道筋なのです。

人間というのは、どこまでも許されないと助からない。
責められることがあっては助からない。そういう生き物なのです。人が助かる道。
それは、他の人間が自分のことを本当に愛してくれている、
どんなことがあっても最後は自分のことを許してくれると信じ切れるところにこそあります。

神様は私たち一人ひとりを、その長所・欠点を、そのままに愛して下さる。
喧嘩をする者たちがいても、その両方を包み込んで、一人ひとりをそのままに許して下さる。

その許す心を学び、ともに実践させて頂きましょう。
人の長所を愛し、欠点をそのままに許すことが出来るようになったとき、本当の幸せに出逢える。
自分も他人も有り難い存在であることに気付かせて頂けるのです。

独り言

をさ はるみさんの作品に、『独り言(ひとりごと)』という詩があります。

わたしがわたしになるために
人生の失敗も必要でした
むだな苦心も骨折りも悲しみも必要でした
わたしがわたしになれたいま
恩人たちに手をあわせ
ありがとうございますと ひとりごと


恩人とは自分にとって感謝すべき人、尊敬すべき人に限ったことではありません。
信心の眼でみれば、反面教師もまた恩人なのです。
人だけではありません。
失敗も、無駄な苦心も、骨折りも、悲しみも、その全てが人生の恩人である、と。
一見無駄に見えることの中に、どれだけの神様の願いが込められているか。

幼い頃、自分のことしか考えなかったり、わがままを言ったりすると、
親にほっぺをつねられたものです。
その時は、何故そんな痛い思いをさせるのだろうと思っていましたが、
自分が大人になり、また子どもを育てるようになると、
それが親の深い愛情であったということに気付かされます。

我が子のほっぺをつねる親の心は、つねられたほっぺよりもはるかに痛い。
それでも心を鬼にして、ほっぺをつねるのは、
愛する我が子が、将来、人間関係で苦しまないように、
みじめな思いをしないようにという祈りがあるからなのですね。

お道の教えにも、このようにあります。
『神は、人間を救い助けてやろうと思っておられ、このほかには何もないのであるから、
人の身の上にけっして無駄事はなされない。信心しているがよい。みな末のおかげになる。』


神様は人間の親であります。
同じ親でも、神様は人間の親と違って将来を見通されています。
私たちの十年先、二十年先を知った上で、一人ひとりの人生に出来事や人を差し向けられるのです。

ですから逆境も、自分にとって嫌だと感じる人間も、
すべて私たちの成長の為に差し向けられたもの。
私たちが神様に「助けて下さい」と祈る、その遙か前から、
実は神様が「この事柄を通して助かってくれ」と祈って下さっているのです。
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