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真に教養のある人とは

『人の身が大事か、わが身が大事か。
人もわが身も人である』


子供の純粋な心に差別意識を植え付けるものとは、一体何でしょうか。
その具体例として、このような話があります。

三歳ぐらいの子供を連れた母親が、
水道工事をしている人たちのそばを通りながら言います。

「おじさんたちが、こうして働いていて下さるおかげで、
 おいしいお水が飲めるのよ。ありがとうと言って通りましょうね。」

同じところを、これまた幼い子を連れた別の母親が通りかかります。
子どもに向かって言いました。
「坊やも勉強しないと、こういうお仕事をしないといけなくなるのよ」

価値観はこのようにして、親から子どもに伝えられます。
子どもは親や教師の「いう通り」になりませんが、「する通り」になると言われます。

最初の母親は、人間はお互い同士、支え合って生きていること、
労働への感謝の念を子どもの心に植え付けたのに対し、
二番目の母親は、職業に対する偏見と、人間を学歴などで差別する価値観を植え付けたのです。

『人は生まれながらにして平等である』という言葉がありますが、
この資本主義社会を見てみれば、生まれた環境によって、
生活水準も受ける教育も大きく違ってきます。
経済的な観点から言えば、「平等」とは程遠いのが現実ではないでしょうか。

『人もわが身も人である』という教えは、
みんな同じ人間なのだから仲良くしましょうという意味ではなく、
「自分」や「他人」などという区別など、もともと無いのであるということです。

私たちの「いのち」というものは、他の多くの「いのち」と繋がり、支え合って存在しているのです。 
ですから、経済的には上下はあっても、「いのち」には上下などありません。
あるのは繋がりなのです。

ですから、真に教養のある人とは、
今の自分の幸せを人に分けてあげられる人のことを言うのです。
そして、自分の幸せを人と分かち合うところにこそ、本当の幸せがあるのです。

自分の頭を叩け

『子の頭を叩くより、
親である自分の頭を叩けば、
すぐおかげになる』

鹿児島・薩摩にはかつて「郷中(ごちゅう)教育」と呼ばれる、武士階級の子弟教育法がありました。
その特徴は、町内の子供たちの中で一つの組織をつくり、
年長者が若年者の先生役として指導するというものですが、
その指導方法とは言葉によるものではなく、行動によって手本を見せるというものでした。

そして、あの西郷隆盛も、この独自の教育方法の中で育った一人なのです。
その西郷が鹿児島に私学校を開校するにあたり、
校長には、西郷と同じ郷中に育った後輩である篠原国幹(しのはら くにもと)を選び、その教育を託しました。

さっそく篠原は私学校の教育体制を整えようと考え、西郷にこう尋ねます。
「私学校の校則はどのようにしましょうか?」
すると西郷は篠原をじっと見返し、一言言いました。
「お前が校則になれ」

生徒は教師を見習うものですが、その教師が見習うのはその上司である校長に他なりません。
校則を条文として書くことよりも、まずは自ら模範となってやってみせよ、
そのように西郷は諭したのです。

家庭でも会社でも、自分が上に立ってみると、相手を指導するにも自分の権限を利用して、
ついつい言葉に頼ってしまいがちです。
そして偉そうに言う割には自分も出来ていなかったりすることがあるので、
相手にも本当に正しいことが伝わらないのです。

言葉で言うのは簡単ですが、いざ行動に現すとなると大変難しい。
それは相手も同じことです。

誰かと待ち合わせするのでも、自分が間違った場所にいては、
いつまでたっても相手と会うことは出来ないでしょう。
自分が約束通りの正しい場所で待っているのであれば、
たとえ相手が遅れたとしても、いつかは必ず会えるものです。
相手に正しい処に来て欲しいと願うならば、
まずはこちらが、正しい処で待つことが大事なのです。

子供とともに

相田みつをさんの詩に、このようにあります。

アノネ
親は子供をみているつもりだけど、
子供はその親をみてるんだな
親よりもきれいな、
よごれない眼でね 

子供というのは、親が子供に対して思っていることが、本当に自分への愛情なのか、
親自身の自己愛なのかということを、非常に敏感に感じ取ります。

親はともすると、自分が果たせなかった夢を子供に託したりして、
自分が持ち合わせなかったような、無理難題ともいえる要求を子供に課してしまいがちではないでしょうか。
しかし本当は、子供をそのまま、子供のありのままを受け入れて、
信じてやればそれでよい。それだけでよいのです。

たとえ子供が親自身の弱点や欠点ばかりを受け継いだとしても、
「私の子供の頃にそっくり同じ。やっぱり親子やなぁ」と肯定的に思いながら育ててやれば、
さぞかし子供は、楽な気持ちでのびのび育つことができるでしょう。

子供は親が「思っている」通りに育つと言われますが、「望んでいる」通りには育ちません。
ですから、子供のことを信じてやりさえすれば、「信じられるような」子どもに育っていく。
それを、『心配だ、心配だ』といって信じてやらないから、
「信じられない」子どもに育っていってしまうのです。

生きとし生けるもの、存在するもの、
皆、神様のお造りになられたものなのですから、みんなそのままで美しいのです。
可愛い子ども、素晴らしい子どもだと、こちらに感じとれる心があれば、
子どもはみんな、そのように育っていくのです。

子供を授かってはじめて人は親になる。
言わば、子供とともに生まれ、子供とともに成長させていただくのですね。
そのような謙虚な心で子育てをさせていただきましょう。

あいよかけよ

『氏子あっての神、神あっての氏子、
 子供のことは親が頼み、親のことは子が頼み、
 天地のごとし、あいよかけよで頼み合いいたせ。』

人はそれぞれに立場と役割を持って生きています。

結婚すれば夫・妻となり、その夫婦に子供が生まれれば、その夫婦は、生まれた子に対して親となる。
親となった以上、そこにおのずから親の立場としての役割を受け持つことになる。
そして、親の立場としての役割を子に対して果たしていくことで、親は真の親になっていくのです。
それが親の道であり、親として生きるということです。

そして子もまた親に対して、子の立場と役割を受け持つ。
子の立場としての役割を親に対して果たしていくところに、子の道があるのです。

そのように一人ひとりがそれぞれ異なる立場と役割をもって生きているからこそ、
一人ひとりが異なる問題を抱え、一人ひとりが異なる願いを持って生きているのですね。
そして、そうした一人ひとりに神様が向かわれているのです。
難儀な氏子が一人ひとり神様に向かい、それぞれの願いに道がつき、立ち行くことが信心の目的とするところです。

「あいよかけよ」という言葉は昔の岡山地方の方言で、
「よいしょ、こらしょ」のような、二人で息をそろえて物を担ぐ時に使われていた掛け声であり、
助け合う関係を指しています。

親は子のことを神様に願い、親の立場としての役割を子に対して果たしていく。
子は親のことを神様に願い、子の立場としての役割を親に対して果たしていく。
親も子も、それぞれに願い合って、違う立場の役割を果たしあって生きていくのです。

そのように親と子が、万物を生かし育むこの天地のごとく
願い合い、働き合っていくところに、お互いが共に助かる道が開けてくるのですね。

「氏子あっての神、神あっての氏子」とは、
そのように私たち一人ひとりの願いに道がついていくことが、
私たち人間の願いの成就であるだけでなく、神様の願いの成就ともなるのです。

許す心を学ぶ

『神様は人間の親様である。
 信心をする者は、一生死なぬ父母に巡り合い、おかげを受けていくのである』

他の人間が自分のことを本当に愛してくれている、

どんなことがあっても最後は自分のことを許してくれると信じ切れるところに人が助かる道がある。

小さい子供が育って行くのは、親が許してくれるからなのです。

親から許してもらえない家庭は子供にとっては地獄であり、

そういう家庭では子供は真っ直ぐ育っていくことが出来ません。

育てるとは許すこと。子供の立場に立って解釈してやること。

それが土台にあってはじめて、叱ることにも意味が出てくるのです。

仮に子供が何か失敗をしたとしても、その失敗には何か訳があるのだろうと、

親は子供の立場に立って解釈してくれる。その優しさが子供を育てる、落ち着かせるのです。

この「許し」なくして、子供は真っ直ぐ成長出来ません。

それは人を信じることを知らない為です。

人を信じることが出来ない為に、非行に走り、道を誤るのです。

最近では「親バカ」を通り過ぎた「モンスターペアレント」が横行し、大変な問題となっていますね。

何事も行き過ぎは善いものをも悪くしてしまうのですが、親は子の為に狂うところがある。

何故かと言えば、それだけの働き、間柄をこの天地がはじめから親と子に与えているのです。

そして、親が子を許すことで、子は助かる。

そうして、その子どもは自分と他人を許せる大人へと成長していくことが出来るのです。

同じ親でも、神様は人間よりも遥かに気が長く、心が広い。

責めるところが一切無い為に、ものを言われることもないのです。

信心とは、神様が自分を愛し、許して下さる親である事を知り、

神様がいつも自分に寄り添って、共にこの人生を生きて下さっていることに気付くことなのです。

そのような神様の許す心、慈悲の心を学び、実践していくことが大切なのです。
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