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心に真を持つ

『広大なおかげ、広大なおかげと言うが、

 おかげとは氏子のめいめいの真に映る影のこと

 じゃから、神様に大きな真を向けて見よ、

 大きなおかげがわが身にいただける。

 小さな真で大きなおかげはもらえぬぞ。

 影は形にそうと決まったものじゃ。』


天気が良ければ、機嫌が良い。しかし天気が悪ければ、機嫌も悪い。

これでは信心させていただいている甲斐がありません。

信心させていただくとはどのようなことか。

それは例えて言うならば、自らの心に天気を持つということです。

雨が降ろうが陽が照ろうが関係なく、いつも心が晴れ渡っている。

周りの環境がどうであろうとも、自分自身に有り難い心が定まっていて、

その有り難い心を持って人に親切にし、物事にあたっては実意丁寧な生き方ができるようになる。

そのような本当にしっかりとした人間にならせていただくことを願い、実践することが信心だと思うのです。


そして、そのような信心をさせていただくことによって、

だんだんと運命が良い方へ変わっていくのですね。

私たちの運命、現在いる環境とは、実は自分自身の心が定めた場所なのです。

それは今の自分にとっての最適な場所であり、最善の学びの場に違い無い。

しかし、もし私たちが今いる環境で必要なことを学び、そして成長し、自分の心が変わったならば、

次の新しい環境が目の前に現れることになる。つまり、今の環境から「卒業」するのですね。

大半の人が自分の環境が改善されることを願いますが、自分の心を改善することには興味がない。

いつになっても自分の環境を改善できないでいる理由が、ここにあるのです。

幸せも成功も、私たちの心の影なのです。

実体が大きいほど影も大きくなる。

心に大きな真があれば、それだけ大きなおかげが受けられるのです。

信心の肝心要

『神様は目にこそ見えないが、

そこら辺りいっぱいにおられるので、神様の中を分けて通っているようなものである。』


教育者である、東井義雄先生の詩に、このようにあります。

見えないところで 見えないものが
見えるところをささえ
  生かし 養い あらしめている

人間、目に見えないものは信じられないものです。

目に見えないものは、いくら人から説明されてもやはり見えないものですから、疑えばキリがありません。

「神を信じられない」と言われる一番の理由も、目には見えないからでしょう。


しかし、この世の実際とは、目に見えないものが、目に見えるものを支えているのですね。

金魚鉢の中を泳ぐ金魚は、鉢の中の水を泳いでいることを知らないのと同じように、

人間も目に見えない大きな働き、そのお恵みの中で生かされていることが自分自身にはどうしても分からないのです。


生きるということは、神様のお働きの中で生かされ、生きているということ。

信心するということも、神様のお働きの中でしているのであり、

神があるかないかと論じるのも、神様のお働きの中でしているのです。


ですから、このお道では参拝するにしても、仕事をするにしても、何をするにしても、

「させて頂く」とか「神様のおかげを頂いて」という言葉をつかうのですね。

神様が分かるということは、知識や学問として神が分かるというものではなく、

信心が進んでいく中で、自分の命、生活は自分だけのものではなく、

一切の働きによって「生かされて生きている」ということが分かるということなのです。

神様がどこにいて、どのような姿で、男か女か、などというのは、さしたる問題ではありません。

「生かされて生きている」ことに感謝をして生きていくこと。

肝心要のところはここにあるのです。

一より習うべきこと

『信心は、一年一年ありがとうなってくるのでなければ本当ではない。』

茶道を大成した千利休(せんのりきゅう)の歌に、このようにあります。

「稽古とは 一より習い 十を知り 十よりかえる もとのその一」

一、二、三…と習い、十まで知ったならば一に戻って、

再びもとの一を習う時、習う人の心は全く変わっているものです。

端から見ればもとの一は同じように見えますが、

習っている本人にとってみれば、最初に習った時と異なっている。

このことが人の進歩につながるのであって、十を知り、

もとの一に戻らぬ人は、それ以上の進歩は望めないのですね。


元日とは暦の上での「一」ですね。

新たな一年を迎えた感動の中で、「今年こそは」という願いを立て、

感謝と反省の胸に神仏に手を掌わせる。そして、今日という一日を出来る限り大切に過ごそうとする。

そのような「元日の心」を毎日続けさせて頂くことが、そのまま信心となってまいります。

ですから、元日の今日。

この感謝の心持ちを、しっかりと味わい、保っていき、

そうしてどのようなことに出遭っても自分から離れないように心掛けることが大切です。


信仰上の修行というのも、もともとはそのためにあるのです。

木魚を叩いて念仏を唱えたり、断食をしたり、山に登ったり、川を渡ったり。

それらはすべて、その間に感じる、何とも言えぬ有り難い心を自らに覚え込ませ、

自らがそのように成り切るために、させて頂くことであります。

このお道では、体を痛めつけたり我慢したりする修行はありません。

その代わりに、「元日の心」を持ち続けることを修行とさせて頂きます。


あらためて一を習うと、その一が、きわめて新鮮になり、また違った経験が得られる。

そこから次に向けての工夫が生まれてくるのです。

日々させていただく信心生活が、一日一日、一年一年、有り難いという想いが増えていっているか、

そうでないかが、大切なことなのです。

すべて恵まれてのことなのだから

『わが心でわが身を生かすこともあり 殺すこともあり』


ロビンソン・クルーソーは、アフリカへの渡航中に船が難破し、

無人島に唯一人打ち上げられて生き残ります。

しかし、生き残ったことを喜んだのも束の間、

助けを呼ぶことも、島から脱出する術もなく、これからどうしたらよいのかと悩み始めるのです。

 「このままでは、精神的にダメになってしまう…」

そんな自分を慰めるために、ある方法によって心を感謝の気持ちに変えることに成功します。


その方法とは、帳簿の借方(かりかた)、貸方(かしかた)を書くのと同じように、

自分が経験したこと一つひとつについて、「不幸せ」と「幸せ」な点をそれぞれ書きだし、

対比してみるというものです。


持ち物についてならば、「着る服が無い」という不幸せに対し、

「服があっても、着られないほど暑い場所にいる」という幸せがある。


境遇についてならば、「脱出する望みは限りなく小さい」という不幸せに対し、

「他の乗組員たちのように溺れ死なずに生きている」という幸せがある。


このように対比していくと、最終的な差引勘定では幸せの方が大きいという結論になり、

そのことを神様に感謝するのでした。


さて、皆様も過去の出来事に対して、「不幸せ」と「幸せ」な点をそれぞれ書き出してみて下さい。

「不幸せ」が大きい出来事ほど、「幸せ」もまた大きいことに気が付くはずです。


実際に書いてみることによって、

「不幸せ」な出来事ほど、今の自分にとって、

なくてはならない出来事であったことが明確になるのです。


物事には、どんなことでも良い面と悪い面とがあるものですが、

結局のところは、受け取る者の心次第なのです。 

良いも悪いもないのであれば、「すべて恵まれてのことなのだから」と、

神様から頂いた「ご縁」として有難く受け取る心を育てていきましょう。

有難く受け取ったその第一歩が、本当の幸せへと通じているのです。

おかげの中に生かされて生きている

『お天道様のお照らしなさるのもおかげ、

 雨の降られるのもおかげ、

 人間はみな、おかげの中に生かされて生きている。

 人間は、おかげの中に生まれ、

 おかげの中で生活をし、

 おかげの中に死んでいくのである。』


信心をすれば一切の苦難が無くなるかと問われれば、

残念ながらそんなことは有り得ないでしょう。

人が人として生きていく以上は、色々な苦難にどうしても直面していきます。

しかし、事実として苦難がありながらも、そのことで心が苦しまなくなる。

その苦難の中にも「幸せ」を見出せる。

別の角度から物事を見つめ、そこに自然と手が掌わせるようになる。

信心させて頂くと、そのような身の上にならせて頂けるのですね。

過去の出来事を捨て去ることはできなくても、とらえ直すことはできます。

現実を変えることが出来なくても、悩みに対する心の持ち方を変えることはできます。

境遇は変えられなくても、生き方を変えることで人生の見え方が変わるのです。

「○○さえあれば、私は幸せになれる」

「○○にならないと、私は幸せになれない」

と思い込んでいる人は、その幸せが得られない限り幸せになれませんし、

他の幸せになかなか気付くことが出ません。

実はこの世の中は、数え切れないほどたくさんの「幸せ」に満ちているのです。

自分がすでにもっている幸せもたくさんあるし、これから出逢う幸せもたくさんある。

しかし、そのすべての幸せを得られるわけではなく、

自分にはどうしても得られない幸せというのもあります。

ただ、自分にも得られる幸せがこの人生には必ず準備されていて、

しかもそれは一つや二つじゃありません。数え切れないほどたくさんあるのです。

大切なことは、私たち一人ひとりがその自分に準備された幸せに気付くだけのことなのです。
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